File31:モーリス エレアコ 型番不明  ブラックサンバースト
 
ヤマハのRX-15というリアルな音を出す「ドラムマシン」を衝動買いをしてからというもの、
 しばらく多重録音にはまっておりました。(使っていたのはMTRは定番ポータ・ワンでした。)
 その中に生ギターの音を入れたくて手に入れました。
 しかし、「生ギター」といっても欲しかったのは当時全盛だった「あのオベイションの音」。
 頭の中では「あの音」が鳴っているのですが、手元からでてくるのはそれとは「違う音」。
 毎回そんなことの繰り返しで「疲れちゃったのよ、ワタシ・・・」  
 なんのこっちゃ。

File32:セレブリティ エレアコ 型番不明  サンバースト
 前出のギターを手放した後、やっぱりホンモノのオベイションが欲しくなりましたが、
 もうすでにFile12のヤイリがあり、高額なギターは手に入れる気が起こりませんでした。
 折しもこのメーカーがうまれ、渡りに船と飛びつきました。
 結構弾きやすく、更にルックスも適度に派手で、友人の結婚式などにも大変重宝しました。

 でもいつのまにか手元から消えていきました。

 何故かって?やっぱり「オベイションじゃなかったから」・・・。(こればっかりや)


File33:ヤマハ L-12-5A
 ヤマハはこのころ、Lシリーズという名器を出しました。
 これは今まで、「ボートの切れっ端で作られている(!)」と言われていた同社のイメージを覆すものでした。
(ヲイ)
 確かL5という型番のものが定価で100,000円位しましたが、この12弦は定価60,000円位と記憶しています。
 以前から12弦の常に贅沢な響きには憧れて、ふと試奏させてもらった途端の衝動買いでした。
 しかし、弾いていくうちにいろいろと困った問題が見えてきました。
 弦がヘタるとピッチのずれが耳障りになるし、そうかといってこまめな弦の交換はコストもかかるし、
 作業にもペグが小さく、更に密集しているため、普通の倍以上の労力がかかる。
 それらのことを当時の使用頻度と天秤にかけてみたら、コトンと「あちら側」に傾いてしまいました。


File34:スズキ POP-35
 お茶の水の谷○楽器で気まぐれに試奏させてもらったところ、衝動買いしました。
 ワンカッタウェイのガットギターで、名に恥じず明るく、いい音がしました。
 これにオーガスチンの「青」を張ると最高の相性でした。これも友人の結婚式の余興などで活躍しました。
 (赤い顔でこれを弾きまくっている写真が「ぴんから」入っていて実に恥ずかしい。)
 しかし手にする機会が次第に少なくなり、もっと誰かに弾き込んでもらったほうがよいと、旅立たせました。
 
余談ですが、ちょうどこれを試奏しているときに隣でガットギターを選んでいたお姉さん、すごくきれいだったなあ・・・。

File35:ギャラガー(だったと思う) エレガット 型番不明
 子供が産まれた翌日、病院に行く前に渋谷のイ○バシをひやかして「拾って」しまった1本。
 滅茶苦茶安かった。でもそれにはわけが・・。オクターブがあわないんです。これは致命的。
 弦を替えたり、ブリッジをいじって見たけど駄目。典型的なフレット音痴でした。
 結局、いずこかへお引き取り願いました。調子に乗って「へま」をしたの典型ですね。
 
このギターを持って病院へ行く途中、駅前でエド山口氏につかまりました。ええ、あれです。「寺ヘン」です。
 (あ、これローカルねたかな?ごめんね)実はこの時点で、2度目だったのです。1度目は通勤途中の東京駅前で、
 エドさんとブルースセッションをしました。その時は嬉しそうにギターを弾く自分の姿が画面に大写しになって
 えらいことになりました。(最終回の総集編でも使われたそうで・・・。)ただ、2回目のこのときは
 オンエアも見ておらず、どんなことになっていたのか気になります。


File36:メーカー不明 ドブロコピー
 グレコがドブロのコピーを出した時がありました。その実物を一目見ようとお茶の水をうろつきましたが
 どこにも見つからず、じゃあ弦でも買って帰ろうと、カ○セ楽器へ。そこにいたのです、こいつが。
 グレコより安かったので思わず手に入れました。しばらく使っておりましたが、テンションがきつく、
 その取り回しに閉口しだしたころ、あることに気がつきました。

 このギター、「ドブロっぽい音」はしたのですが、実は「ドブロの音」はしなかった。
 そう、響きが「いま3つ」くらいだったのです。ルックスだけその気になっていたのですね。あな、おそろしや。

File37:ヒストリー ドブロパッカー
 なんじゃそれ?という名前でしょう。マーチンのバックパッカーが一世を風靡した頃のものです。
 その名の通り、携帯用(?)ドブロです。サヤエンドウのようなボディにリゾネイターがついていたのです。
 島○楽器が「趣味で作ったキワモノ」、その通りですが、これが実に良い音がしたのです。
 もちろん音量はないですが、特にスライドバーでキュウイ〜ンってやるとたまらなかった。
 要はボディがほとんどないので、リゾネイター自体で鳴っている状態だったのですね。
 面白いことに音に関してだけ言えば、上のギターよりも何十倍もドブロしてました。

File38:K・ヤイリ OK-1
 型番で「おお!あれか!」と思う方もいらっしゃるでしょう。そう、キワモノの極致のギターです。
 檜の桶にネックがついていて、ギターになっているというアレです。しかもエレアコ仕様!
 時々、変態趣味丸出しのギターを送り出してくるKヤイリ社精神の骨頂のようなモデルでした。
 渋谷のヤ○ハでこれを見つけたとき、大笑いして試奏してみたのです、
 ところが!さすがK・ヤイリ!!。十分使える音でした。
 まるでギターバンジョーみたいな明るいはっきりした音でした。楽器自体も実にしっかり作ってあって驚きでした。
 宴会の余興用にと手に入れましたがとうとうお座敷はかかりませんでした。
 仕方なく手放すことにしたのですが、面白かったのは買い取り査定の時でした。
 冗談みたいな形をした楽器を手渡され、半ばふてくされ気味に査定をしていた楽器屋のあんちゃんの顔が
 音を出す度にだんだん驚きに変わっていくのが何とも面白く、かつ小気味よかったです。
 ついでですが、このギター、ホントにお遊びで作っているらしく、コントロールの位置もまちまちなら
 サウンドホールの形状もロットによって違うというしろもの。更に私のケースは起毛合皮のずた袋でしたが、
 ものによってはモンペ柄の巾着袋にはいっていたものもあると聞いています。
 うーん・・・。 やはりK・ヤイリ!! 侮りがたし!

File39:フェルナンデス ZO-3 ブルー
 キワモノついでにもう2本。発売当時はキワモノでしたが、今では定番の仲間入りをしているモデルですね。
 清志郎さんがこれを抱えて「笑っていいとも!」に登場した時の格好良さに痺れ、その日のうちに手に入れました。
 清志郎さんと同じ水色です。ええ、ごもっとも。 ミーハー以外の何者でもありませんね。
 でも、いいギターでしたよ。いわゆる初期ロットだったので作りも今以上に丁寧でした。
 トレブルがよく出て、その癖ハンバッカーらしいパワーがあってサスティンすらも馬鹿にできなかったのです。
 本腰を入れて使うことにして、ピックアップを出力のあるものに換え、なおかつタップを付けて使ってました。
 ここ一番のライブでも使いました。それから飲み会にもよく連れていったし・・・。
 これを手放したとき、かみさんが「なんで!?」と聞きました。こんなことは最初で最後でした。


File40:フェルナンデス ZO-3 芸達者
 ということで(?)、ぞうさんの2本目です。
 こいつにはトレモロとディストーションがついてました。ところがこのポットの意味がよくわからず無理に引っ張ってしまい、
 なんと手に入れて2週間目でリペアに出しました。先代とは価格が一つ上だったのですが、楽器としては一つ下でした。
 小さいボディにいろいろ詰め込んだせいか、ギターとしての鳴りは犠牲になっており、一言で言えば「器用貧乏」でした。

 


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